当社の経鼻投与基盤技術は、
独自の粉末製剤技術と
投与デバイス技術からなる
Combination Technologyです
3D Nasal Cast Model
管理用
株式会社新日本科学(本社:東京都中央区、社長:永田良一、以下「新日本科学」)は、Besins Healthcareグループ(本社:ベルギー、CEO:Leslie Grunfeld、以下「Besins Healthcare」)との間で、2013年4月に締結したプロゲステロン経鼻剤(以下「本製剤」)に関するライセンス契約を解消しましたのでお知らせします。
本製剤は、新日本科学が独自開発した経鼻製剤基盤技術(以下「本技術」)をプロゲステロンに応用した経鼻剤であり、当該ライセンス契約に基づき、Besins Healthcare社は本技術を外傷性脳損傷の治療に使用するための独占的な権利を取得しておりました。今般、Besins Healthcare社の100%子会社であるBHR Pharma、LLC(本社:米国バージニア州)が、本製剤の開発に先行して実施しておりましたプロゲステロン注射剤の臨床試験で、外傷性脳損傷に対する有効性が認められなかったため、Besins Healthcare社は注射剤の開発を中止しました。同時に高い吸収性が認められていた本製剤についても、本対象疾患への適応がなく開発を継続できないとの判断に至りました。弊社にて、経鼻投与の有用性が確認できている本製剤の他疾患への応用も含め議論を重ねてまいりましたが、本対象疾患での開発をBesins Healthcare社が断念したことをふまえ、当該ライセンス契約を解消することが適切と判断いたしました。
新日本科学は、注射ではなく、非侵襲的に投与可能な本技術を用いた経鼻投与にて、プロゲステロンの高い吸収性を示すデータを取得している本製剤が、婦人科領域を含む他疾患などに応用されるべく、積極的なライセンス活動を鋭意進めてまいります。
本件が、新日本科学グループの今期業績に与える影響は軽微であります。
以 上