Nasal Drug Delivery

当社の経鼻投与基盤技術は、
独自の粉末製剤技術と
投与デバイス技術からなる
Combination Technologyです

Expertise in Nasal Delivery

3D Nasal Cast Model

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【プレスリリース】Satsuma Pharmaceuticals, Inc.の買収に関するお知らせ

当社と、当社の経鼻投与技術のライセンス先であるSatsuma Pharmaceuticals, Inc.1)(本社:カリフォルニア州South San Francisco、以下「Satsuma社」)は、当社によるSatsuma社買収の正式契約を締結することで合意いたしました。

 

Satsuma社は米国での偏頭痛の急性期治療を目的とした経鼻偏頭痛薬であるSTS1012)の大規模な臨床第3相試験を完了しており、2023年3月に米国FDAへ新薬承認申請(NDA)を実施済みです。現在、FDAの承認要件である製造施設の準備を進めております。

 

なお、本契約に基づき、当社は全世界を対象としたSTS101の独占的開発製造販売権を取得いたします。

 

 

 

本情報のお問い合わせにつきましては、当社プレスリリースをご参照ください。

 

1) Satsuma Pharmaceuticals, Inc.について

当社トランスレーショナルリサーチ(TR)事業の一環として、当社独自の経鼻投与・製剤基盤技術を応用した経鼻偏頭痛薬(経鼻ジヒドロエルゴタミン、開発コード:STS101)を開発するために、2016 年に米国に設立された開発会社。2019 年9 月に米国ナスダック市場に上場(Nasdaq: STSA)。

 

2) STS101について

米国における偏頭痛患者は、約3,900万人おり、その市場規模は2017年の時点で約1,800億円にも及ぶと報告されている。本疾患は20 - 40歳代の比較的若い就労年齢層に多いことが特徴で、日常生活の中で不安の種となる頭痛に速効する薬剤の開発が強く望まれている。ジヒドロエルゴタミン(DHE)は、第一選択薬であるトリプタン製剤が効かない患者にも有効であるが、市販のDHE 点鼻剤(水溶液)は、吸収速度が遅いために効果発現までに30分ほどかかり、また薬剤吸収がバラつき易く確実な臨床効果が得られにくい。当社の経鼻投与・製剤基盤技術を応用し、Satsuma社が開発中のDHE 粉末経鼻剤であるSTS101は、速やかで高い吸収が可能になるため、市場ニーズへの合致が大きく期待される。